おいしさを最大限に引き出すために~2017年Shall We Wine? シャルドネ

前売り予約を頂き、お手元の2017年シャルドネが配送済みのお客様のために、このワインのおいしい飲み方をお伝えしようと思います。
まず、大切な一点。
このワインは、アメリカから日本に輸送した後、すぐに宅急便で皆様の元にお届けしました。そのため、輸送中の温度差や、揺れなどで、軽いボトルショックを起こしているかもしれません。できれば、冷暗所(15~20度くらいの温度差のあまりないお部屋)で少しお休みさせてあげてください。冷蔵庫はコルクが乾いてしまうので、あまり長い間の「安置」は避けてください(これは、どのワインにも当てはまります)。数週間程度で落ち着くはずです。

飲むタイミングは、個人的なお好みです。
若いシャブリやミュスカデといったワインをお好みの方なら、今年中から飲み始めても、ご満足いただけると思います。その際には、是非デカンタすることをお勧めします。デカンターがなければ、コルクを抜いて置き、少し空気に触れされたり、或いは1日~1週間コルクを抜いたあと、もう一度栓をして今度は冷蔵庫に入れておけば良いでしょう。使ったコルクは、一度開けると元に戻らないタイプ(後述)なので、お手数ですが写真のようなストッパーがあれば、良いと思います。サランラップでしっかりカヴァーして、輪ゴムで止めておいても大丈夫です。

ちなみに、以下実験済みです。
開けて、デキャンタしてすぐ飲んだ場合 -> 当初は高い酸味を感じます。時間がたつにつれ(数時間という場合もありました)樽香やシュールリーからくる乳製品的な複雑さがでてきます。その後、柑橘類を中心に、果実味が立ち上ってきます。

開けて、数日たった場合 -> フルーツ味と樽から醸し出されるボディーがすぐに感じられるはずです。
開けて、一週間以上たった場合(ただし、しっかり蓋をしておく)-> 人によっては、このくらい「こなれたほうが良い」という感想を持ったようです。酸味が落ち着き、少しマイルドに感じ、微量な酸化による複雑味を好む方も。

食事とのペアリング
若いワインなので、生ガキやシェーブルのチーズなどに合います。レモンを振る代わりに、このワインと合わせてみてください。
また、胡椒香のスパイスがあるので、ちょっと辛めのお料理にも相性がよく、塩焼きのチキン・白身魚に山椒や七味をふったものや、タパス(オリーブ、ピミエント・ピーマンの塩焼き、生ハム)などにもよく合いました。

寝かしたい場合
個人的には、このワインは5~10年寝かしてから飲みたいスタイルでもあります。pHが低く(=酸味が高く)果実の凝縮もあるので、瓶熟成させた場合、蜂蜜のニュアンスや果実の変化(今はレモンなど柑橘類が主流ですが、アプリコットやピーチなど)が楽しめるのではないかと期待しております。この場合は、冷蔵庫ではなく、常温(15~20度くらい)が確保できる場所が好ましいです。

ご自宅にワインセラーの備えがない方が一般的なので、このヴィンテージはできればすべて売り切らずに、一部をこちらで(輸入元で)瓶熟成して改めて売り出すということも考えてはおります。

3~12本購入くださった方は、年ごとのワインの変化を楽しんでいただけたらと思います。

11月と12月に日本でのイヴェントでこのワインを試飲・購入いただけます。

11月26日 名古屋国際ホテル 2時~4時 ワイン後援会席上 及び懇親会 5時より
12月4日 キャプランワインアカデミー 2階 ワインサロン 6時半~9時
また、輸入元中井ヴィンヤードの購入ウェブサイトでは直接販売を11月より開始いたします。尚、Shall We Wine? Websiteでは10月31日(アメリカ時間=11月1日日本時間)まで、予約販売特別価格6,500円にて承り、その後は定価7,500円となりますことを、ご了解ください。

*注:ワインのコルクについて。環境にやさしいというテーマのワインで、瓶とコルクを軽量化。(CO2の軽減化)但しこのコルクは、一度抜くと弾力を失うので、戻すのが難しいという難点があります。(本当は、スクリューキャップにしたかったのですが、日本側の反対に押し切られました、、、、(涙)。

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